AEROPLANE PODCAST

様々な原因から解散を余儀なくされたバンドAEROPLANEが10年ぶりの復活に向けてバンドを再生していくリアルドキュメンタリー。

日本に住んでいると、アメリカでもそうかもしれないけれど、この世の中に差別があるとはなかなか気づかないと思う。だけどヨーロッパにおいても今もなお、差別というか人種による区別はあり、差別というのは、例えば「出る杭は打たれる」的なものであって、ヨーロッパのそれは、もう普遍的に変わることのないヒエラルキーの中で存在しているために、石ころかそうでないかぐらいの線引き、つまり差別するにも及ばない対象として区別されてしまう。当然我々日本人もそうである。

2002年、そんなイギリスのロンドンで、投げられる生卵を避けながら結成された日本人だけのバンド、それがAEROPLANEだ。

古くはフェイセスでロッド・スチュワートの横でベースを弾いていたテツ山内、ピーター・グリーンと活動したクマ原田など、日本人としてイギリスで活躍したミュージシャンはいたし、日本から大量のファンとともにバブルマネーでやってきて、ロンドンでコンサートをしたり、レコーディングをしたミュージシャンも沢山いた。けれどそれに比べるとAEROPLANEは全員無名の日本人であり、しかもバンドメンバー全員が日本人というのは、バンドの中に一人日本人がいるというのとは全然コンセプトが違うし、目的も大きく違うわけです。

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